また岐阜

昨年に引き続き、共生センター見学希望の学生を連れて岐阜へ。今日は院生K君も見学希望なので、院生の義務として彼には他流試合をやってもらうことにする。
10時に共生センター着、普通に研究所紹介をしていただいた後、K君に研究発表をしてもらう。現場に出張っている人を除くセンターのメンバーの他に、隣のコガタさんの職場からも3人のお客さんが見えていた。氾濫原の研究はセンター関係者もかなりやっているし、最近は二枚貝など水路の生物を手がけている方もいるので、まずまず関心は持っていただけたのではないかと思う。
その後実験河川へ。今日はちょうど放流量増加実験の日で、運よくゲート操作の場面を見せていただけた。実験池の方ではつくばのN村さんがメソコスム実験設定の真っ最中。他の人が大掛かりな野外操作実験をするのを見せてもらうという経験は普段はなかなかないことなので、多少自分でも研究をするようになった人にとっては、こういう機会というのはとても勉強になるものだが、今日見学した学部学生諸君にはどうだったろうか。それにしても、共生センターの研究テーマも、もっと応用生態工学の色彩が強かった初期の頃に比べると、めっきり生態学的というか、生物相互作用そのものの研究にシフトしてきたような気がする。昨年もそれを感じたが、今年はさらに強く感じた。
午後はまず自然発見館の見学から。ここは自然観察とクラフト作りを活動の中心とする環境教育施設である。入口近くの、主に子供用の教材を用意した「体験工房」に、なかなかマニアックな鳥のクイズを発見。スズメの正しい絵を当てる問題なのだが、私も正解を出すのに少し考えてしまった(それぞれの絵のどこがどう違うのかを把握するのに、多少念入りな比較が必要なのである)。面白くなって学生たちにもやらせてみたら、院生K君と2年生U君はさすがに即答したものの、1年生諸君はみな怪しげ。小学生でこれが判ったら相当ハイレベルですね。
その後は淡水魚水族館へ。私は去年も来ているが、今日はK君の紹介で館員Eさんにバックヤード案内をしていただいた。ありがとうございました。
で、夜は岐阜市内で、センターのKさんNさんと、コガタさんと食事会。こちらの学生、しかも1,2年生の比率が高かったので、研究の話というよりは大学の話に終始してしまった。ま、若さに免じて勘弁して下さい。