要にして急

先週、K大の共同研究者Fさんの方から貴重なサンプル(冷血動物です。念の為)が入荷したとの知らせが届いた。普段なら京都で寄生虫探しをさせてもらうところだが何しろあっちは緊急事態宣言中。彦根へ送付してもらうことも考えたが、宿主の良い標本を作るためにはやはり寄生虫採取後に速やかに処理しないといけないらしい。それでA君と二人で1年ぶりに京都へ行き、寄生虫のいる内臓だけ摘出して持ち帰らせてもらうことにした。なるべく向こうの研究室内での滞在時間を短くするための手段である。

1限目の授業が終わってから出発し、昼に向こうに到着して直ちに解剖作業。番号付けはFさんにお願いし、片っ端から内臓を摘出してクーラーボックスに詰めていった。2時間で作業終了し、夕方のラッシュを避けて滋賀にとんぼ返り。あとはA君がラボでじっくり虫探しをする。