環境寄生虫学、定着するか

寄生虫による汚染物質の生物濃縮のパイオニアで、環境寄生虫学という言葉を提唱しているB. Suresが、一昨年あたりからいろいろな雑誌に総説を書きまくっている。自分の研究がある程度進展したのでまとめているという面ももちろんあるが、共同研究者を求めて自分の研究を宣伝しているような雰囲気がする。少なくとも寄生虫と宿主の生理学と汚染物質の分析の各分野のエキスパートが組まないとできない仕事だから、良い共同研究者が得られるかどうかが進展の鍵なのだろう。