五里霧中

昨年、せっかく海外との共同研究費が取れたというのにコロナで渡航不能となってしまった。今年はなんとしても調査を実施したいところだが先行きは不透明。実はロシアは日本からの渡航を禁止しておらず、直前にコロナの陰性証明さえ取れれば渡航可能なのだが、もちろんあっちは人口あたり感染者数が日本のざっと10倍はある上(しかも情報の信頼性はかなり薄い)、医療事情も格段に悪いので、ワクチンも打たずにのこのこ出かけるのは自殺行為である。まあ夏までにこちらもワクチン接種ができ、ロシアもワクチン接種人口が増えて一日あたり感染者が今の1/10ぐらいまで減ればなあ、と思っていたが、この期に及んで日本が変異ウイルス対策を強化したため、先行き不透明になってきた。今のところロシアから変異ウィルスの報告はないようだが、もう時間の問題。そして、変異ウィルス流行国ということになれば、渡航は可能だが帰国後に2週間の隔離が課されることになる。そうなるとなかなか渡航する人も増えず、飛行機も飛ばないことになりそうで、どうなることか。