応用生態工学会@名古屋

学会2日目、朝は名古屋らしく喫茶店小倉トーストモーニングをしてから会場へ。河川関連のセッションを聞いて久しぶりに河川地形のお勉強。やっぱりデータベースに蓄積された大量の他人のデータを分析した話より、現場を歩いて足で得た生データのほうが聞いていてずっと面白い。どうも、研究者の中には物事をきちんと整理して落とし所にちゃんと落とし込むことに満足する人と、ぐちゃぐちゃにかき回して新しいことを1つ見つけるのに喜びを見出す人がいるような気がする。応用系の科学は社会問題に対する「回答」を出さなければならないから必然的に前者タイプの研究が多く見いだされるのだが、私は完全に後者タイプ(整理整頓は苦手)なので、いくらきちんと美しく分析されていても初めから結果の予想がつくような研究はあまり面白くないのだ。それより、どんな小さな観察事実でも、新しい知見を教えてくれる方がずっと面白い。
この学会は昔の職場関連者が多いので、あちこちで「お久しぶり〜」の挨拶となった。県大のOBで、コンサル勤務やポスドクとしてこの業界に関わっている人もずいぶん来ており、それぞれの近況を聞くのも嬉しい。懇親会ではさらに昔の職場の卒業生(コンサル勤務)と久々に長話してがっつり毒を吐いてスッキリ。