今日は生態学会での最大のお仕事であるところの高校生ポスター審査。30分ほど早く会場に行って全部のポスターをさっと見て回り、そのあとは担当の発表をじっくりと聞いて回る。高校の研究発表レベルもどんどん上がっている。しかし、往々にして研究が指導者(SSHなんかだと大学教員であることが多い)のやり方そのままだったりすると、ちょっと何だかねえと思ってしまうけれど、よくよく話してみると、ポスターに書いていないデータや観察事例にオッと思うようなことが混ざっていたりするので、質疑応答で彼らの持ち味を引き出せるように頑張る。いつも話を聞かせてもらうG高校の生徒さんからは、「タテヒダカワニナを実験室で継代飼育したらホソカワニナになった」という重要な情報を得る。それそれ、それよ重要なのは。