フィールドトリップ


タアル湖とその周辺で一泊二日のフィールドワークでした。相変わらず外来種水草が大繁茂している沿岸部でのベントス採集。ここタアル湖自然保護センターには毎回来ていますが、今回は初の宿泊です。どこに泊まるのだろう?と思っていたら、いつものセンター(壁のない吹き抜けの建物)の2階に蚊帳を吊ってキャンプでした。確かに、それが一番涼しいんでしょうね。

朝にはアジサシの大群が湖面を舞いました。

3日の午前中はフィリピン大学所属のマキリン山植物園で、熱帯雨林の見学です。

植物園のスタッフの方から植物の説明を受けます。これは所謂「鉄木」、非常に固いだけではなく、重金属蓄積植物でもあります。

フタバガキの植林。日本の産業界からも植林への援助が行われているそう。

午後は国際イネ研究所(IRRI)の博物館を見学しました。研究所は1200人のスタッフを抱える巨大なもので、マキリン山の麓に広大な実験農場を有します。あとで農場は撮影禁止と言われましたが、実験設定の立て札などが解読できない状態であれば、まあOKでしょう…。

さまざまな農法や施肥法による収量の長期調査が実施されています。もう20年以上になるようです。

米の博物館にて。さまざまなイネの品種や分布、製品、および世界の伝統農機具などの展示がありました。