ロシア流体験ツアー

15, 16両日はバイカル湖へのエクスカーションでした。15日はリストヴィヤンカのバイカル博物館とネルピナリ(バイカルアザラシの水族館)、ボリショイ・コティの陸水研究所実験室の見学(のはずでしたが、後半はなかなかトンデモない事になりました)。

博物館は2度めの訪問ですが、展示は一新されていました。これは単細胞から脊椎動物まですべてを網羅した圧巻の最新のバイカル湖全生物分類群の種数リスト。この写真は全体の1/4だけです。同じ館内に水族館もできていました。ただ、以前展示されていた草履ほどもある大きなプラナリア標本がなくなっていたのが残念でした(展示中のプラナリアは10cmほどでした)。

ネルピナリ外のお土産物屋で、まだ食べたことのなかったゴロミャンカ(バイカル湖固有の遊泳性カジカ)の燻製を買ってみました。オイルフィッシュと言われるほど油が多く、いまいちと言われることもありますが、余計な油が落ちるためか燻製は普通にいける味でした。ただ、観光地価格でかなり高かったです。

ボリショイ・コティの陸水研究所実験室。静かな入江にある素敵なステーションです。スケジュールではここで昼食後、しばらく自由時間のようだったので湖岸で生物採集をするつもりでしたが、スタッフの学生さんが「このあとエキサイティングなところに行きます」というのでついていくことにしたところ…

麓から140m上の岩山まで、距離は短いけれどもガチの山登りでした。体力や靴の関係で登れなかった人もかなりの人数いたようです。私はなんとか登り切りましたが膝ガクガクの状態でした。結局、行きの船→昼食(ロシアの銘酒が何種類も出てほとんどの人が飲む)→山登り(アルコール抜ける)→下山→お茶(希望者はお酒)→帰りの船(希望者はお酒)という強烈なロシアパターンを体験するツアーだったようです(笑)。