3日目

今日の午前中はこちらの教員による講義。朝、学生や職員の中で額に灰で十字を描いた人が多く目に付いた。そう言えば今日は灰の水曜日だから、朝のミサで司祭さんに描いてもらったんだろう(私はカトリックの習慣はあまり知らないのだけれど)。教会暦では今日からイースターまでが受難節である。
午前中の講義は5人の教員によるフィリピンの生物多様性の話。特にフィリピン諸島成立までの複雑な地史や海流の話は勉強になった。フィリピンワシ、いつか見られるかなあ…。
今週はサイエンスウィークということで、建物のあちこちで研究室による展示やアトラクションなどが行われている。昼休みにそれらをぶらぶらと見ていたら、職員の方に微生物学の研究室の展示に案内された。ゲームやクイズコーナーなど、学生たちが工夫を凝らした展示がいっぱいである。クイズコーナーで、ウチの学生たちが「易しい問題だというのに、ほとんど英語が理解できない。難しい」というので見てみたら「胞子形成する時に無性生殖する菌類はどれ?」という問題だった。私にもわかりません。難しい問題ならどんなレベルだったのやら。

午後は教員の方が費用計算(これが非常に煩雑である。H先生、ご苦労様です)をしている間に、学生たちは留学生の国際交流プログラムに参加。何をやっていたのかはよくわからないが、ともかく留学生や在校生たちと楽しく過ごせたらしい。フィリピンの学生達はみな人懐っこくて元気がいいけれど、ウチの学生達もあの勢いに呑まれて、少し積極的になったかな。