サービス向上?

最終日、今日は昨年も行った鉱物博物館(こちら側のたっての希望による)と、新しくできたシベリアの民俗野外博物館を見学。前者は昨年と同じ研究員のおばさんが、昨年と同じく「open pit, rrro-ten-bo-rrri!」(※巻き舌のr)「meteorite, in-seeee-ki!」と日本語の専門用語を駆使して面白トークを繰り広げてくれた。
後者の方は、数万年から数千年前〜数百年前のシベリア先住民による石のレリープや彫刻を中心にし、17世紀頃のシベリア開拓時代の木造建築を移築してある。イルクーツクにもこういう明治村のような所があった。

数千年前の石碑に掘られたシカ。日本の銅鐸の絵なんかと感じが似ている。

こちらはぐっとデザイン性を増したトナカイのレリーフ。説明をする学芸員さん。

やや時代が下がって、写実的なヤギの文様。

石に彫られた人物像は墓標だそうだが、なんとも味わいのある顔。
研究所に戻った後、いつもの市場でお土産の買い出し。皆の買ったものはポルチーニ、松の実、スメタナ、オームリ薫製、スパイス詰め合わせ(店頭では何種類ものスパイスが並んでいて、シャシリク用など料理の種類に合わせて店員さんが調合してくれる)、グルジアの丸パン、プーチンのTシャツ、ロシアっぽい柄のクッションカバー等。市場で買い食いする出来立てのサルサ(挽き肉入りのパイ)やピロシキはやっぱりおいしい。
夕食後、深夜にノボシビルスク空港へ。ここも年々工事が進んで綺麗になっていく。ロシアのパスポートコントロールにはトラブルが付き物なのだが,今回は係員から「元気デスカ?ワタシ日本語チョトワカリマス」と話しかけられて仰天。K谷さんも、いつも無愛想なセキュリティチェックのお姉さんが優しいといって驚愕。いったいどうしたのかロシアの空港。何か凄い方針転換でもしたのだろうか?
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*1:その後、韓国で仁川から金浦空港へ移動したS先生とK谷さんはシベリア航空の係員に起因するトラブルに巻き込まれ、危うくロストバゲージ寸前であったとのこと。やっぱりロシアの空港はまだロシアなのだった。