朝からK大のN研究室で大物の解剖(画像は自粛)。なかなか得られない機会である。体サイズの割に消化管は大きくないという印象だったが、それでもやっぱり腑分けは大変だし、検鏡にも時間がかかる。麻酔処置はN先生があらかじめ施しておいてくださったので、私と院生U君,卒論生のK(大)君、2回生のTさんの4人がかりで10時から5時過ぎまでかかって開腹、検鏡、ムシの摘出と固定をした。おかげで珍しいムシを多分1000個体以上もゲットして形態用標本やDNA抽出用標本、切片&計測用標本として保管でき、大満足。
その後は急いで大阪へ行き、長年淡水貝研の世話をしてこられたK先生の退職記念パーティーに参加。会場に着いたのは開宴から3時間もたった後だった(土曜の夜なので例のエスカレーターは当然停止しており、階段を駆け上がったら息が切れた)。残念ながらパーティーの出し物はすべて終わった後だったのだけれど、幸い大学が会場だったために飲み会はエンドレスで盛り上がっており、淡水貝研の常連研究者の皆さんやK研OBの皆さんとしばらく歓談することができた。Kさん、長らくお疲れさまでした。そして、私の学位論文の副査をありがとうございました。
追記。あの階段(公称380段)の効果を調べた論文が存在するようです。「その後の授業体勢に影響あり」という結論が気になります。パッチリ目が覚めるのか疲れて居眠りするのか、どちらでしょう。