事情

FBの方から、一部修正の上転送。
前任大学の方がまた騒がしくなってきたので、もと内部者からコメントします(もう10年経ったし、当時の学長始め理事会メンバーも全員交代しているから、言ってもいいかと思います)。フッキョは昔から学長選考の過程に問題があるようで、私の在職中の学長や副学長もまともでない人物ばかりでした。法人化の際には教授会招集は拒否するわ(これは学則違反でした)、評議員に人望のある教授たちを就任させることを拒絶して、右も左もわからない若造を指名するわで、もうどうしようもなく、とうとう大学を逃げ出した、というのが私が県大の公募に応じた主な理由です。(ちなみに同年、他学へ移った教員数は例年の2倍に上りました)。なお、私が大学を移ったのにはもちろん個人の事情もあり、すべてフッキョのせいという訳ではありません。今の学長は2期目だそうですが、教授会での意向投票では他の人が推薦されたにもかかわらず、選考委員会を自分のお友達で固めて自分が再任したという人物です。つまり、学長が学内教員の大半から支持されていないというのは大学内で周知の事実であり、だから「学長もやめろ」コールで学生が大笑いするという事態が発生するわけです。そのように、運営管理面では依然として、お困りの人物がトップに選ばれてしまうような体制が改善されていないという問題がありますが、それでも、私はフッキョはいい大学だったと思います。まず第一に、内部教員の皆さんが学内の問題に対して口をつぐまず、常に表に出し続けていることと。世の中には、学内の不都合を隠蔽する大学の方がはるかに多いと思います。第二に、職階に拘らず、教員全員が等しく教授会での投票権を有する民主的な大学であること。この点は、残念ながら滋賀県大の方が完全に負けています。今でも、フッキョの教授会投票で、当時の学長が、ワーキンググループの仕事を無視して自分勝手に作った中期計画案を否決したのは、私の大学人としての人生の中で最高の思い出かもしれません。あの時の祝杯は美味かったなあ。