朝から解剖

今日は、京都でのイベントのためK川漁協さんで天然コイを捌かれるという情報をいただき、K脇君と一緒に内臓をもらいに行った。「夜明けから作業する」ということなので、始発(5:08)でまだ真っ暗な南彦根を出発し、7時少し前に目的地に到着した。ここは私が学位論文を書くのに通ったお馴染の場所である。到着した時、漁協さんはコイの締め作業の途中であった。

目の下50センチもある大ゴイは締めるのも大変である。そして、締めてもなかなか死なないので、しばらく待たなければならない。

やっと動かなくなったコイから必要な内臓を抜き出す。非繁殖期だというのに卵巣も精巣もけっこう大きく、これらが解剖の邪魔をして一苦労。
2時間ほどかけて、5匹のコイの内臓をいただき、大学に戻った時はまだ昼前であった。残念なら目的のごるごでらは出なかったものの、小さな単節条虫が出た(これはミミズを食べている証拠)。せっかくなので後で専門家に送ることにし、とりあえず固定。