腑分けとどか雪

京都で大物解剖日。今日は4個体も解剖できるというので、なるべく大勢の学生に声を掛け、卒論でこのテーマをやる予定のTさんの他、最終的に5人の参加を得ることができました。この時期、M2と4回生は戦力外なので、他の研究室の学生にも参加してもらって機動力アップ。ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

TさんとM1のK君はさすがにとても手際がよくなってきました。皆でてきぱきと腑分け、検鏡、寄生虫の固定をします。
ところで、今日は朝から大雪の予報だったので、作業開始に遅れないよう早めに家を出ました。朝方は、バスが徐行運転のため15分ほど遅れた程度で、交通の乱れは予想範囲内だったのですが、作業中に時々アメダスをチェックしてみると彦根市の積雪量がぐんぐん増えていき、昼過ぎにはついに60cmに達しました。すると一緒に作業している学生に大学からメールが入り「バスが止まったので、今日はこれから休講だそうです」「大学から『安全に気をつけて、駅まで歩いて帰るように』というメールが来ています」という報告。60cmの積雪の中、駅まで5kmの道を歩いて帰れとはなんちゅう殺生な大学とは思いましたが、バスが止まったとなると私たちも南彦根駅から先は歩くよりほかにありません。京都から戻ってきて夜8時半に南彦根駅に到着し、普段なら徒歩25分の道のりを45分ほどかけて歩いて帰宅しました。

南彦根駅前。除雪でできた雪山は人の背丈を軽く超える高さでした。

車はこのぐらい埋まっています。