環境FW1、採集クールのバス見学日。猛暑ではあるが、私たちの調査地は川なので他のテーマよりはずいぶん楽だったはずである。
夏山を背景に、植林について説明するT橋先生。
調査へ出動。ここはヤマビルが多いので、決して素足にならないよう、いつもきつく注意している。それでも、今日は暑いので素足にサンダル履きで川に入るヤツが出てくるだろうと思っていた。そういう学生は2,3名いたようだが、幸いに献血者はゼロであった。タカハヤやカジカガエル、おそらくモリアオと思われるオタマジャクシ等を観察。
今日は、T橋先生のご采配で、はじめて金屋頭首工を徒歩で見学した(詳しい情報はhttp://midori.inakajin.or.jp/sosui_old/shiga/a/171/index.html)。この頭首工自体は新しいものだが、原形となる取水口は奈良時代まで遡るという。江戸時代から昭和前半にかけて、ここでの取水権をめぐって対岸の村同士の争いが絶えなかった(上記のリンク参照)といういわく付きの場所だが、もしかして水争いって奈良時代からやっているのかしら。ここの魚道も今回はじめてじっくり見たが、やや古いもので、魚にとって入り口を見つけにくい構造になっており、あまり効率がよさそうには見えない。アユは、ビワマスはここをどのくらい上がれるのだろうか。
ところで、この写真を撮って2,3分後、突然の激しい夕立に見舞われた。せいぜい5分から10分程度の見学と見込んでいたので、大半が傘や雨合羽をバスに置いてきており、駐車場までの短い距離をダッシュする間にみんな水も滴る男・女になっていた。暑い日なのでまあ風邪は引くまいが、来年はもっとゆっくり見学したいものである。