その後

同定の結果、一番レアなオオウラカワニナはそれらしい個体なし。雰囲気としては、ヤマトカワニナ肋型とクロカワニナの移行型っぽいヤツだろうか。でも、この種類は原記載からして怪しいものね。その他の種類は揃ったが、ナンゴウカワニナってやつもタテヒダっぽいのからナカセコっぽいのまで連続的に変異していて(これら2種は非常に近縁)、形態を見る限り独立集団には見えない。もし分子系統でうまく整理できたら(前途多難だけれど)、現在独立種になっているのの幾つかは消えるだろう。