水草とカメ

今日は、7月に逝去された故H端先生を偲ぶ会が行われ、大学関係者の他、前の職場であるB研究所や研究上のご友人の方々が集まった。十数年前からご病気を抱えつつの研究・教育生活だったということは以前から伺っていたが、今日、数年前に既に命にかかわるようなご病気を乗り越えておられたことを知った。そんな状態で亡くなる3週間ほど前まで大学に顔を出され、病床でも持ち込まれた植物標本の同定をされていたというのだから、頭が下がると言うも愚かである。生涯現役という生き方に、少しでもあやかりたい。
その後、彦根城オニバスプロジェクトの例会および懇親会に遅れて参加。昨年の卒論生S君がアカミミガメによる食害研究の最終バージョンを発表し、その他に今年度のカメ防除を行った院生のH君からも成果を聞かせてもらった。カメの種類によって再捕率がかなり異なる由だが、カメにも野ネズミみたいなトラップへの反応の種間差があるのかしら。来年度から卒論としてアカミミガメをやることになった隣の学科のK君も関係者の皆さんにご挨拶。懇親会には、今春にJ君が下宿した集落の学区の小学校の校長先生も来ておられて、お話するうちになぜかそのうち小学校で地域の生物の話をすることがまとまってしまう。その小学校は湖東平野の湖岸寄りにあり、周囲を田んぼに囲まれているので、まず最初は皆でハッタミミズ・ダービー参戦ですね。