都会にもまれて

サント・トーマス大学へ来てから3日間、挨拶回りと大学の中を案内してもらうのと来週の講義の準備で明け暮れる。マニラの喧騒にもようやく少し馴れてきたけれど、まだまだ一人で出歩ける状態ではない。明日からはいよいよフィールドワークなので楽しみ。

学部生の無脊椎動物の授業で、ちょうど今日は軟体動物と環形動物の回だった。実験室に並べられたいろいろなフィリピン産の貝の名前と学名をノートする学部生。と言っても、昨日書いたように日本ではまだ高校2,3年の年齢である。

スコールが来ると、宿泊しているホテルの前が、ものすごく交通量の多い道なのに川と化す(もっとも、1時間もすれば水は引く)。先週は台風で大学の業務が一週間停止していた由で、来週のセミナーで使う薬品の中にまだ納入されていないものがあるとか。