雨のシベリア

今日は8時間ドライブの日。午前11時過ぎにアカデムガラトク発、メンバーはナターシャ夫妻、寄生虫レナさん、院生のマーシャ、職員のヴィクトルさん、それから新規食事係のオーリャさん。
ここ数日、ノヴォシビルスク地方は局所的な大雨に見舞われているということだったが、行程でも夕立のような強い雨に見舞われた。この辺は年間平均降水量が100〜300mm程度だというから、相当な量が降っている感じである。S先生の話では、フィールドステーションへの道で未舗装のところ(全行程500km強のうち、約100kmが未舗装。特に最寄りの通過町であるズドビンスキ以降20kmが危険)はこの程度の雨でも十分に危険であり、過去にはぬかるみから抜け出せなくなって皆で車を押したり、トラックを呼びに行ったりしたことも(トラックの到着まで何時間要したかは?)あったらしい。実際に、路面には前に走った車のスリップ跡が何ヶ所もくっきり残っていた。ともあれ、ハラハラしながらもなんとか無事にステーション到着。近くでクロヅルの親子を見る。今年は水域が広がっているので水鳥が分散している模様。
ステーションから一番近い町の一つであるチュリーム(直線で10数km)に電話塔が立っていたので、もしやと思って3G回線を試してみると繋がるではないか!これでパソコンのメールチェックが出来る。でも、帰国後のローミング料金の請求書がちょっと怖い。