虫やら鳥やら

チャニー湖から最寄りの天気予報地はノボシビルスクで,そこの予報では、今日は雷雨で気温がぐっと下がる見込み。ただし、チャニー湖とノボシは500km離れているので、東京の天気予報を聞いて名古屋の天気を予測するようなものだ。晴れているが朝から風強し。
深夜、朝方と続けてK(小)君と一緒にセルカリアのカウント。異なる2つの光条件でやっているが、どっちもよくセルカリアが出ている。うーん、予測が外れたか。
昨日,院生のワディーム(昨年、チャニー湖熱にやられて入院したのは彼)が車で外出した際に、けがをして飛べないフクロウを見つけたというので見せてもらう。フクロウではなくコミミズクだった。サーシャに電話して今後の処置を聞いているとのこと。

朝方のルーチンのあと、ステーション内でカッコウの幼鳥を見つける。ここでは何回か見ているが,薮の中でじっとしていることが多く、写真がとりにくい鳥である。今までの中では一番マシな写真が撮れた。
昼に、M君からヨシ帯の環境測定の結果を聞いたところ、明け方にはほとんど無酸素状態であるとのこと。今回、低酸素条件下で貝やセルカリアがどのような反応をするか調べたかったのだが、フィールドステーションには窒素ボンベはないので、実験的にどのように低酸素水をつくればよいか思案していた。どうやら、ヨシ帯の水を汲んでそのまま使うのが正解のようだ。
昼過ぎに雷鳴、雨が少々ぱらついて気温が4℃ほど下がるが、大きな崩れはない。カラフトワシがステーション上空を飛ぶが、写真は撮り損ねた。夕方,クロヅル3羽の飛翔をなんとかカメラに収める。
バーニャ,夕食の後、今日も午前1時にルーチンワークでセルカリアを数えることに。