ゲナ論文に関連のありそうな文献を補足で集める。住血吸虫の研究者の間などでは、昔から,実験室で吸虫の系統を維持するのには同じ産地から採ってきた貝を使うとよいと言われている。つまり住血吸虫ではlocal adaptationが普通に見られることが示唆される。しかし,実際に論文を探して見るときちんと使えそうなのはかなり少ない。1980年代以前のはほとんど形態分類オンリーなので寄生虫・宿主とも同定が怪しいし,一番よく研究されているS. mansoniは寄生虫も宿主貝も人為的に分布が拡散してしまっているので,実験個体群がいったい何年相互作用しているのかわからない。
まあ,引用文献が少なくてすむのは有難いが。