ホタル資料館

やぼ用でM市へ行ったので、そのついでに、この前N君が「カワツボが高密度でいる」と言っていたK森町へ行ってみることにする。その辺の水路の様子を見たり、水源のポンプアップの場所を確かめたりしたが、川の中へ入ってはいないのでカワツボはあまり見つからなかった。ハリヨを放流した池があった。別の場所では、水路の一部にでかいホテイアオイウォーターレタス、ちゃんと金網でかこった中に入れてあったので、これは「目的あって栽培されている」ものなのだろう。H森公園では逸脱していたが。
ここまで来たからと、ついでにホタル資料館まで足を伸ばしてみた。アポも取ってないし、展示を見るだけと思って行ったのだが、顔見知りの人がいて、すぐに捕まってしまった。「豊穰の郷」から、4月に資料館に派遣されてきたというY口さんにご挨拶(琵琶湖博でもお仕事をされているそうだ)。最近の資料館の活動内容について教えていただいた。Y口さんもやはり、本当に河川環境をよくしたいという究極の目的と、放流事業とのギャップに悩んでおられた(毎年放流が必要だということは、つまりその川ではホタルは自活できないということだ)。特に、以前から飼育放流に関わっている年配の方々とは、「こんな新米が、波風を立てています」と仰る。
「その気持ち、『すごくよく』理解できます」とお答えしたら、心底うれしそうな顔をされた*1
でも、こういう人がスタッフに入ったというのはとても心強いし、先日のSさんDさんももちろんそうだが、「豊穰の郷」でちゃんと環境問題をわきまえている人はむしろ多数派なんじゃないか。一部にブレーキは確かに存在するとはいえ、そろそろ大々的にホタル保全のあり方を考え直して、周囲に向かって提言する時期に来ているような感じ。期は熟しつつある。
帰りに、初めてのマッサージルームに飛び込みで行ってみたが、ここのお兄ちゃんは力だけでごりごり揉む感じで、あまり上手ではなかった。
ちなみに、私が初めてのマッサージ師さんにかかると、決まってこんなやりとりになる。
「力はこのぐらいでいいですか?」
「(m-urabe)いえ、もっと強くていいですよ。」
「痛かったら仰って下さいね」
「(m-urabe)ええ、全然大丈夫です(平然)」
「…結構、カチカチですね…(だんだん不安まじりの声)」
「(m-urabe)ええ、まあね(やっと認めたか)」
一度なんて、最後に「まだコリが残っちゃいました、すみません」とマッサージ師さんから謝られてしまった(笑)。

*1:わかる人はわかってください