さて,私は今月3度目の退職金をもらうことになる。国立大学をやめるときは,「引き続き地方公務員や公的な法人に就職しない」という同意書を提出しなければならない。所謂国家公務員の天下りを防ぐ手段である。大学が法人化してからもこの制度は存続しているみたいで,また提出させられた(2回目)。この分だと実際に定年の時にもらえる額はどのくらい減るのかな。
さて,その逆に地方公務員から国立大学に移動するときは,従来は退職金の通算が行われていて,移動時に職歴が切れるということはなかった。ところが,法人化してこれが駄目になったようである。現職地方公務員で大学教員に内定されていた人が,退職金が通算されないことを知って内定を辞退してきたそうだ。
…ますます流動化が難しくなっているような…