第2回ヘビ祭り

今日は某所から貴重なヘビ標本と特定外来種のカエル標本が届き、その解剖をした。ヘビはかなりの大物で解剖には相当時間がかかり(正中線が長いし、腹腔に余裕がなく体壁と内臓塊がぴったりくっついているので神経を使う)、しかも観察する臓器を間違えるという超初歩ミスまでやってしまって疲れたが、目的のムシはなんとか得られて生きたまま観察することができ、プレパラート観察でわからなかったことを少し補強することができた。カエルの方は卒業生のTさんが来室して捌いたが、胃の中から大きなムカデやらスズメガ幼虫やらが出てきて、「生態系への影響が大きそうですね...」としみじみしていた。さて、この補充データを加えて論文を通せるかなあ。

一応閲覧注意?と思うので縮小画像だけ。ヘビの肺中に寄生するツツガムシ(ダニ)。