ヘビを祭る

ということで今日はヘビ祭り。昨日、水族館で飼育していたヘビが2匹、立て続けに死んだという連絡を受けたので、急遽送ってもらって寄生虫探しとなった。届いたヘビのうち、大きい方は1mを超える立派なもので、なかなか目にする機会もないので他の研究室の学生たちもやってきてワイワイと記念撮影。その後A君、M君に手伝ってもらって開腹し、消化管と肺の検鏡をしたが、寄生虫はとても少なかった。水族館で2年以上も飼育されていた個体なので、おそらく野外で感染していた寄生虫は大半が脱落してしまったものだろう。ちと残念。解剖の済んだヘビは標本にするため、両生爬虫類分類学の研究室へ転送されていった。

ちなみにラボを挙げての解剖作業を私の研究室では「祭り」と称しているけれど、某獣医学科の先生のラボでは「パーティー」と称するそうである。獣医寄生虫学の研究室で「明日はタヌキパーティーだから」と言われたら、つまりそういうことである。