時間の浪費

オンラインで県の公共事業評価監視委員会。公共事業が予定通り進んでいるかどうかをチェックする委員会(多分)なのだが、そこに環境・生態分野の専門家ということで呼ばれている。委員会はがっちり3時間半もあって、それぞれの委員から「評価基準の決め方は?」「国の事業計画の変更があったそうだが、県の方への影響は?」「この事業の利益分はどうやって計算しているのか?」と様々な質問が出た。ところが最後に委員会意見をまとめる段になると、委員長が県担当者による文面を示して「それでは『この公共事業が予定通りに進んでいることを確認した。今度も計画通り進められたい』でよいですね?」とまとめてしまう。委員に喋るだけ喋らせておいて、結局は進行中の公共事業にお墨付きを与えるだけなのかとがっかりした(ちなみに今日、工事中の新名神のSICの事業費が足りなくなって9.5億円を上乗せするという案がさらりと出された。最終的に議決するのは県議会だろうが、議会で「評価監視委員会でも問題なしと認められました」と説明されるんだろうな、と思った)。ただ県担当者の一方的な説明を聞いて「ちゃんと進んでいますね、これからも進めてください」と言うだけの委員会なら、なにも環境の専門家など出席する必要もないし、まだ任期は半年残っているが、もう出席するまいと思う。こんな会議で日当をもらいたくない。