少しましな川の未来を

昨日は大津で「中小河川多自然川づくり河川維持管理に関する懇話会」(長くて覚えられん)のキックオフ。ウチの教員でもと行政職のT先生がこれはと思う人に声をかけて立ち上げたワーキンググループみたいなやつで、1年ほどかけて滋賀県版の中小河川管理のしくみづくりができれば良いな〜という会である。メンバーは皆百戦錬磨のツワモノで、一番現場経験が少ないのが私(よく考えたら最年長だ(汗))。まあ具体的な土木技術や、アドリブの小さな工夫を必要とすることの多い自然再生を公共事業としていかに上手く進めていくかという段取りはそちらの得意な皆様にまかせて、私は河川生態学の文脈の中で改修工事による撹乱がどう位置付けられるのかというあたりを考えてみようかと思う。勿論、このところ各地で実施されている国土強靭化事業の突貫工事(大抵川が樹木も堆積物もないツルッパゲにされるだけ)は話にならないけれど、ほどほどの撹乱は河川生態系にはプラスとされているので、程度を抑えながら少しずつ分割して行なう工事は、やり方次第ではアリだと思う。どの規模,頻度までなら川の生態系にとって許容範囲なのか、それをよく考えてみたい。会議終了後は、コロナが始まって以来初めて行った居酒屋で2次会。