配達受領

さて盆も終わり、仕事仕事と朝9時過ぎに大学へ行ったところ、なんだか人が少ない。あまつさえ部屋の中はエアコン不稼働で蒸し風呂状態。なんと、今年は今日まで事務局が夏季休暇だったらしい(ショック)。今日は一昨日のコイの残り個体と外来種カメが搬入されるので、午後まで部屋で待機していなければならない。窓を開け放し、小さな扇風機を回してしのいでいたが、昼頃になるとさすがにそれでも暑い。ふと思いついて実験室の冷凍庫から保冷剤を持ち出し、タオルにくるんで膝に乗せるというローテクな方法を試したところ、なかなか良い感じで頭もスッキリ。一番の放熱部位である大腿部を冷やすのは効率が良いのだろう。おかげで午前中に書類仕事をいくつか片付けることができた。

事務局が休みなのでちゃんと配送されるかどうか心配だったコイ(2kg超えの大物✕2)が無事に到着し、個別空調のある1階の実験室を借りて解剖。3回生のGさんとI君が手伝ってくれた。I君は魚釣りが大好きなのに魚の生臭い匂いには敏感らしく悪戦苦闘。やっぱり私はかなり嗅覚が鈍いらしい(鍋にカメムシが入っていても気づかないくらいだし)。肝心のムシだが、今日のコイ(通算4匹目)からやっと1匹だけ記録。しかも、前回得られたものよりさらに小さな未成熟虫で、えらく細い管に潜り込んでいたので、一昨日に解剖した3匹のコイでは見逃していたのかもしれない。虫体があまりに小さくヤワく、取り出す時にぐちゃぐちゃになってしまったので、形態標本にすることは断念し、遺伝子サンプルとしてのみ保管することにした。ともあれ、あそこのコイにはまだムシがいるということが確認できたのは収穫。あとは秋の陣に賭ける。

夕方にはNさんが持ってきてくださった外来カメ7匹を受領。これは卒論生W君のサンプルなので、実験室の一隅に作ってある簡易恒温室で保管。