今日の環境FW1の野外作業中に、ヨシノボリを捕まえました。ヨシノボリは腹びれが吸盤になっているハゼ科魚類なので,条件次第では垂直の壁も登ることがあります。そこで、こいつが例の真っ平らな石つき魚道をどのくらい登れるのか、実際に魚道に放して観察してみました。
1時間ほど観察して,遡上距離は5.5mでした。魚道の全長は17mなので、登りきるまでに3時間を要することになります。能力的に遡上は可能ですが、途中に身を隠す場所が全くないので、非常に危険な移動だと言えるでしょう。それから、ヨシノボリは常に玉石の上流側で休憩するということを知りました。玉石の横が一番流れが早いので,そこを登りきったところに休み場所があることが大切なようです。