第1回練習ディベート

今日は1回生ディベートの第1回目。第1回目の試合は1回生に試合の流れやルールを理解してもらうための練習なので非公開だが、今年はお題が「大戸川ダムの是非」だということを聞いて押しかけ聴講してきた。1回目の練習ディベートにしてはえらく骨のある論題で、事前の噂では学生達の取組みにもとても熱が入っているということだったのでとても期待して行った。言うまでもなくダムの環境問題は論点がとても多いため,どちらの班も立論を決められた時間内に収めることに苦労したようだが、なかなかの出来。特に初めてのディベートでは議論がまったくかみ合わないことがよくあるが、今回は論をつなげようとかなり努力の跡がみられ、初回にしては上出来だろう。自分が傍聴して気が付いたことは、治水専用ダムによく見られる穴あきダム(スリット型ではないもの)を水生生物が遡上できるかどうかの研究例、およびダムの堤体自身(滞水面ではなく)が水生昆虫など空中を移動する動物の移動を妨げるかどうかの研究例が記憶にないことである。後者は論文がありそうな気がするが、前者に関しては応用生態工学会等でも話を聞いた記憶がない。そもそも穴あきダムは生物の通行のために設計されたものではないので,そのようなことは端から検討されていないのかもしれないが。

土日にかなり頑張ったおかげで,今日の仕事ノルマは定時に達成できた。明日はまた体力勝負の実習が待っているので,今日はもう上がりにして休憩。