有明海の恵み(?)

卒論生のW君に手伝ってもらって九州から送られてきたナマズを剖検。ロシアの研究者から入手を頼まれたムシなのだが、琵琶湖の周辺には絶対にいない(中間宿主が汽水生)種類なので他地域を当たらなくてはならなかったのだ。ムシが採れそうな地域は限られているので,最有力産地である九州北部で寄生虫学会員のIさんにナマズの捕獲を頼み,送ってもらった。検査すること4匹目にしてようやく少数のムシが感染しているのを発見し、思わずガッツポーズ。狙いが見事当たったわけで、Iさんと偉大なる有明海の汽水域に大感謝。これで1つ頼まれ事が片づいた。次はドンコの寄生虫だな。