今年の川虫実習は台風の影響をもろに受けた。虫の個体数は例年の2割程度で、しかも若齢個体が多くてなかなか大変だったが、まあ、なんとかレポートは書けそうな感じである。種組成も平年とずいぶん違い、いつもの優占種であるヒゲナガカワトビケラやエルモンヒラタ、ヒメトビイロカゲロウがさっぱりで、その代わりにウエノヒラタやブユなどの渓流種がぽつぽつと出てきた。かなり上から流されてきたものと見える。