大変だけど

ゼミで論文発表、選んだのは3年前のNatureの論文。Natureの本文って結果の要約みたいなもので、本当のところはその10倍ぐらいの量のSupplementary informationを読まないと理解できない。これってどう見ても普通の論文なら10本分だよなあとヒーコラ言いながら読んで、皆が多少とも興味を持ちそうな場所だけピックアップして発表。とはいえ、すごい論文を読んで感動するのはやっぱり至福の一時でもあるわけで、「自分は論文を読む力があってよかったなあ」と心から感謝する時でもある。私はアルコールがほぼ飲めないので人生の楽しみの一割ぐらい損してると思う時があるが、論文を読んでその内容を自分で判断できるというのはそれを埋め合わせて余りある楽しみじゃないかな、と思う。多分。