県の公共事業評価監視委員会の関連事項について、県職員の方が研究室に見えられた。今年度、委員会にかけられる予定の案件の説明と、改選の必要のある委員について,適任者の推薦がないかどうかという問い合わせである。それはそれとして、せっかくなので先週のY川の河川改修の写真を見せて、なぜこのようになったのかという話をしてみた。やはり、県庁の土木交通部に河川の専門家がいなくて、住民の方から環境保全に関する要望が上がってきても、なかなかそれに応えられるような形での設計ができないというのが本当のところらしい。業者の入札条件に、自然再生などに関する資格(自然再生士とかビオトープ管理士とか)を入れることはできないのですか?と聞いてみたところ,(現状では)それではだれも入札しないでしょう、という話だった。最初は「条件」にはできなくても、「有資格の業者を優先します」のような形で入札を行うことはできないのだろうか。そうやって、何年かのうちに資格を持っていた方が県公共事業の入札で有利ということが業者に広く認知されるようになれば、勉強してこれらの資格を取ったり、有資格者を新規採用する土建業者が増えてくるだろうに。なお、Y川の現状については、「…確かに、一昔前みたいな三面ガチガチですね…」と問題点を認めていただき、検討事項として持ち帰っていただけることになった。設計図の変更というのはなかなか難しいそうだが、小規模な変更による改修影響の軽減は可能かもしれない、と一抹の期待を抱く。

昨年、園芸店で購入したフウランが開花した。