生態学会＠静岡。今日の自由集会は普段大学では勉強する機会の少ない進化生態学関連のに参加。最初は量的遺伝の集会で、主にハイブリッドの適応に関する講演を聞き、ゲナ論文の考察のヒントになりそうなことをあれこれメモ。2つ目は倍数性の集会。フナでも3倍体はすべてクローナルではなく、2倍体フナの精子が受精して4倍体が生まれたり、まれに3倍体のオスが生まれて1.5倍体の精子ができたりするらしい。何だかコモチカワツボとまるっきり同じような話である。もう、何の動物でも、3倍体イコール無性個体とは考えない方がよいのかもしれない。もっとも、フナではX.5倍体の個体はたいてい奇形になるそうなので、野外でX.X倍体がごろごろ出てくるカワツボ(Neiman et al. 2011)に比べるとマシな気がする。
卒業生のA峰さんと会場で出くわしたので近況を聞く。偶々他の件もあって、職場での人間関係の大切さをしみじみ感じる。ハズレに当たったと思ったらさっさと移るべきだよ、本当に。
