県の土地利用計画審議委員会というものに出席するため県庁所在地へ.なんで私が委員なのかよくわからないが,県立大に勤める以上はこれもご奉公というものだろう.私にできるだけのことはするつもり.
今日は本年度の第一回目なので事務局から現状説明.ものすごく簡略に言えば,滋賀県は,国全体よりは遅れるもののやはり10年以内ぐらいに人口減少が始まって,土地は余るが金と人手はない(滋賀の場合,京阪のベッドタウンが多く,就労人口が比率が低いのでよけいに金がない)という状態になる.つまり,山林や農耕地に留まらず,これからは住宅地なども含めて放棄される土地が増えてくるということだ.ということは,いかに上手に土地から管理の手を放してゆくか,が今後のポイントかもしれない,と思った.
さて,私が少々物を言える河川などの内水面について言えば,生物保全の立場から見ても,災害防止の立場から見ても,あるいは琵琶湖への濁水流入防止という観点でも,できれば河床は広く確保して,川が自由に「暴れられる」余裕を与えてやるのが理想である.ところで,県の土地計画を見ると,以前から,内水面積は少しずつ増やすことを目標としてきたようである.やはり河川改修などで川は広げるようにしてきたのかと思ったら,何の事はない,ダム建築に伴う人工湖面積の増加分の見込みだということだった.早崎内湖の復元分とかは増加分に入っていないのか,今日の説明では不明,耕作放棄地の利用法として,この辺のカラミは指摘しておいてよいかも知れない.
帰りに(当然)ZZでお茶を一服.キャッスルトンのセカンドフラッシュ,香りはよいが味はファーストフラッシュに遥かに及ばず.
何だかSimCityがやりたくなった.