環境FW1第4クール、最後の野外活動日。ですが琵琶湖の水位は相変わらず+65cmもあり、I上川も水こそ引いたものの、まだ白濁しています。そこで河口域での調査は中止し、赤橋での調査も川へ入らず、岸からの調査見学のみとなりました。学生たちにとっては予定の調査が十分にできず不完全燃焼だったようですが、安全を考えれば仕方がありません。

河川敷の草は伸びていましたが、幸い水には浸かっていなかったようで足元は悪くありませんでした。

だいぶ水は引きましたが、まだ最低流量プラス30センチというところでしょうか。濁水もあるので流心部はまだ危険な状態でした。

さすが増水の後で魚の動きはとても活発で、川岸には無数のウロリが大行列をなして遡上していました。投網を5,6投してアユを20匹ほど、オイカワ、ウツセミカジカ等を捕獲。

驚くべきはホンモロコ、普段は川を遡上することはない魚で、この実習での採捕は初めてです。琵琶湖の水位上昇のせいで、内湖にでも入ろうと上がってきたのでしょうか(県大キャンパスなどI上川の河口周辺は、歴史的には内湖だった場所です)。これはアユと一緒に学生が食味試験のため持ち帰りました。