○2ストーン

先週から飼い始めた貝の状況が芳しくない。今までと同じ飼育法なのに,なぜかかなりの個体が死んでいる。特にタテヒダカワニナが半分以上死んでしまった。
原因は何だろうと首をかしげていると,どうも私が飼育に使っている○2ストーンに原因があるような気がしてきた。というのは,普通1カップに1つずつ入れるストーンを誤って2つ入れていたのが2カップあって,この2カップは中の貝が全滅していたのである(断っておくが私はストーンに関しては標準的な使い方をしていないので,ストーンそのものが生物に対して即有害だというわけではない。さらに言えば,貝は魚などとは化学物質に対する感受性が異なるので,そのせいもあるだろう)。一度水を替えたカップの貝はぴんぴんしているので,どうもストーンが新品の時になにか貝に対して悪影響があるらしい。
貝が過敏に反応する化学物質と言えば,重金属が考えられる。で,もしかして金属が触媒か何かとして添加されているのではないかと思って,化学の○尾さんに,ストーンの成分として何が考えられるか尋ねてみたら(メーカーのHPには情報がない),他社の類似製品としてこんなのがあることを教えてくれた。
http://www.sanso1.com/
主成分は過酸化カルシウムで,水と反応して酸素が放出される。もし私が使っているのも同じような成分だとしたら,カルシウムは貝にとっては必須だし,悪いものはなさそうだ。ということは,何か成型の際にでも添加してある微量成分が問題なのだろうか。とにかく,河川のカワニナではほとんど問題にならない何かの成分が,タテヒダカワニナには悪いということがあるらしい。ちょっと気になる。