ヒメコウホネとクロイトトンボ(どっちも自信なし,間違っていたらご指摘を).
貝の補充にS浦へ。夏休み最初の連休で、バス釣りが多いかなと思っていたら、今までとあまり変わらなかった。私が大学院生の頃に比べると、三分の一もいないだろう。妙なブームはようやく去りつつあるようだ。
ところで、今シーズンはS浦の転石湖岸に糸状藻が大繁茂して、カワニナ類が石の上になかなか上がって来なくなっている(糸状藻は食べられないし、匍匐することさえ困難)。とにかく、道路からでも波打ち際の湖底が緑色に見えるほどなのだ。そこで、今日は貝の活動が活発になる夕刻をねらって採集に行った。森主一の昔の仕事(※卒論らしい)にあるとおり、カワニナ類はだいたい夕刻から活動を始め、日没後にもっとも活発に摂食する。ところが、夕方の5時すぎ、糸状藻のない石の上にはヤマトカワニナがわらわらと上がっているのに、糸状藻のある石には全然いない。石をはぐってみると貝はいるのだが、みんな裏側に潜んだままである。これでは成長・繁殖に影響が出るのではないかと、少々気になる。
ところで、今日の主目的であったタテヒダカワニナは、一時間ほど探して5個体しかとれなかった。どうも、年々減ってきているような気がする。心当たりがないわけではないだけに、ちょっと心配になる。