再び湖西

感染実験中に死んだ貝の補充実験のため、再度湖西でヌマチチブ捕り。今日は琵琶湖の水位も下り、糸状藻はほとんどなくなって快適な魚捕りだった。外道は相変わらずほとんどハスゴで,少数のウグイが入る。
今日予定した採捕数は少なかったため採集は30分足らずで終わってしまったが、電車は1時間に1本なので帰りの時間は変えられない。そこでヴォーリス資料館で昼食(例の330円の黒米カレー)を済ませてから帰ることにした。カレーを食べながら資料館のおばさんたちと話してみると,子供のころは砂浜で泳ぎながら足でシジミをとったとか,この辺の郷土料理はスジエビと大根の炊いたのであるとか,面白い話がいろいろ聞けた。エビ大根という料理は知らなかった。
帰学後にさっそく魚を解剖してみると,先月とは異なってゲナの感染率が落ちており、しかも小型の寄生虫が多い。いつものように,予定の採捕数より少し多めに採集してきたのだが,当てが外れた。これでは,死んだ貝と同じだけの数の補充は無理そうだが、仕方がない。
それにしても,今年は琵琶湖の生物相が例年とかなり違う気がする。アユがおらず,代わりにハスがやたらに多い。ヌマチチブにはコイトが少なくてゲナが多い。すなわちシナヌマエビが減ってケンミジンコが増えているということだ。どうなっているのだろう。