ホヤに住む

ウチの研究室の学生が,授業で解剖したシロボヤの中から甲殻類を2個体見つけた。ホルマリン固定標本でもちろん動きもしないのに,この目ざとさにはわが学生ながら感心する。
大きさは2ミリ弱,背中が丸まってちょっとミジンコのような印象だが,海生だからもちろん違う。尾部の形を見るとコペとも違うように見える。私は海の甲殻類はさっぱりなので,だれかに送って見てもらおうか。勿論,寄生性ではなくてただホヤの囲鰓腔に入り込んでいただけの可能性も高いのだが。