停滞中

うーん、プロトコルいじってみたけど改善しない...(頭抱え)

実験がうまくいかないので気分転換に読書、津野香奈美著「パワハラ上司を科学する」。こういう本はたくさんあり、多くは臨床心理や労働問題の専門家の手になるものだが、この本は研究者によるものなのでデータや参考文献がとても充実しているのが良い。ただ、パワハラ行為者に「自ら気づいてもらう」という幻想を捨てよ、という身も蓋も無い(笑)主張なので、そのこと自体に激しく同意はするが、トップがダメな場合には組織改善は不可能と認めるわけなので、そういう場合の部下の行動指針まで何か示されていればもっとよかったと思う(潰される前にさっさと転職しなさい、とか)。後半のパワハラ上司にならないための実践部分はおそらく企業などでの講習会の内容をまとめたもので「科学的」な感じはちょっと薄い。