休日。朝から、学会出張のための買い物に出て、ついでに本も買い込む。久しぶりに哺乳類に関する面白そうな新書を2冊ゲットした。どちらも著名な方の本だし、既にお読みの皆さまも多いだろうし、恐れ多いので「評」はしない(一応どちらの著者とも会ったことはある)。簡単な読後感想のみ。
- 作者: 遠藤秀紀
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/02/08
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- 作者: 山極寿一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2003/08
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山際さんの本は、後書きに書いてあったのだが「男性に元気を出してもらうように」という目的で書かれたものらしい。というか、そういう風に読むしかないだろう。科学エッセイというよりは、動物を引き合いに出した文化論である。評価は分かれそうである。
夕方から大学で上記の本などをうだうだと読んでいたら、9時過ぎに院生K君がカワバタモロコを携えて現れた。寄生虫が付いているということなので見てみたら、何だかよくわからないメタセルカリアであった。ついでに内蔵も見てみると、条虫の幼虫がごっそり出てきた。一塊になっているのでどうやら包虫のようだが、魚を中間宿主にする条虫で包虫をつくるものは初めて見た。また調べなければならないものが増えてしまった。寄生虫の生態学をやる前に、否応無しに分類学の仕事が溜まっていく。固定を終えて帰宅は日付が変ってから。