ビワ1/8

この週末は暖かったので、久しぶりに湖北までサイクリングしました。距離的にはビワイチならぬビワ1/8程度です。

ニュースで度々報じられている「琵琶湖のモンサンミッシェル」こと奥の洲には観光客が大勢訪れていました。砂洲の上にはヒシの実がびっしり落ちており、これらが水鳥の重要な餌であることを改めて認識します。貝類の死殻も多く、ちょっとレアな淡水貝を探すには良い機会かもしれません。

ただし、琵琶湖の渇水のため水鳥公園近くの撮影スポットはほとんど陸化して、水鳥は沖の方に散らばってしまっていました。被写体までの距離が遠く、写真を撮るには良い状況ではありませんでした。

帰りに早崎ビオトープにも寄ってきました。今年、北半分の区画にはまたまた大掛かりな改修工事が入っており、いつもなら日中はここで休憩しているコハクチョウもまったく寄り付いていません。ここのように人の手が入った復元ビオトープは、意図した環境がうまく再現できていない、遷移の進行を止める必要があるなどの理由で改修・補修がはいるのはありうることですが、あまり頻繁に改修をしていると(4年前にもやっていました)一体何をするつもりなのかわからなくなってしまいます。今の工事を見ると堤防を以前より嵩上げしており、もしかしたら地元から溢水防止の要望があったのかもしれません。しかし、内湖の環境復元という点から見ると、ビオトープと周辺の水田地帯との間が堤防で分断されてしまうのはあまり好ましくないように思います。琵琶湖から陸地の環境を連続させるのが内湖ではないでしょうか。