ギャラリー多数

今日は代休でしたが、懸案だった「毛皮なめし」をやりに大学へ来ました。研究室では寄生虫検査のためロードキルや駆除等による動物遺体を時々受け入れますが、それが冷凍庫に溜まってきたため、スキン標本とすることにしたものです。博物館等で必要になることも多い技術ですので、将来的に博物館実習の授業時間で実施することも考えています。それでまずは研究室内でやってみようということになり、ホンドテンとヌートリアを材料にして作業をしました。他の研究室のメンバーや、人間文化学部で学芸員課程を履修している学生さんたちも何人か仕事を見にきました。

実際にやってみると毛皮についている肉や脂肪のクリーニングはなかなか手間のかかる作業で、2枚の毛皮に学生たちがよってたかって作業をして5時間近くかかりました。マウスなどの小動物では1時間もあればスキン標本ができてしまいますが、ヌートリア程度のサイズではけっこう大変だということがわかりました。授業時間内だけでやるのはちょっと無理かもしれません。

今日は毛皮の肉削りをして、脱脂のため洗剤液に漬け込むところまでやりました。明日、脂肪と洗剤を洗い落としてなめし液に漬け替えます。