魚の名は

今日は琵琶湖博物館のプロジェクト研究報告会への参加。研究内容は生態学保全)2題、歴史学1題、古生物学1題である。博物館では自然科学・人文科学の広い範囲をカバーしているので、今日はなかったが民俗学社会学の研究話を聞くこともある。各テーマはばらばらなので話に付いていくのが大変であるが、思い切って歴史学と古生物学は過去の話、保全生態学は未来の話と勝手に時間軸を置いて話を聞いていた。

閉会後は久しぶりの会食で魚類学のH先生その他の委員の皆さん、館長、学芸員の方々と話が弾む。琵琶湖の絶滅魚類クセノキプリスが縄文時代までは確実に生存しており、一説によると近世まで生息していた可能性もあるとのこと。もし有史後まで生存して人に利用されていたのなら、もしかすると和名があったのかもしれない。今度、古文に魚名が出てきたら注意しなければ。