フィリピン国立自然史博物館

滞在最終日の今日は、数年前に開館した新しいフィリピン国立自然史博物館の見学に連れて行っていただきました。イントラムロスやリサール公園の近くにあり、これからフィリピンの動植物学・地質学の中核になることを期待されています。前回(2016年)に来たときはまだ開館前の準備室でしたので、展示を見るのは初めてです(※カードリーダーを持ってくるのを忘れたのでデジカメ撮影分の写真はまだアップできませんが、携帯撮影の写真のごく一部だけアップします)。

フィリピンのコロナの感染状況は落ち着いています(ただし検査が有料だそうで、実際の感染者数は公式発表よりずっと多いだろうとのこと)。でも、街の人のマスク着用率は100%に近く、アルコール消毒もしっかり実施されています。博物館は勿論、大学への入構にも身分証とワクチンパスポートの提示が必要です。

フィリピンは齧歯類の多様性が高いようです。これはジネズミと同じようなニッチを占めるearthworm miceの属間系統樹。すべてフィリピン固有種です。

フィリピンで飼育下に置かれた最大のイリエワニ、Lolong。全長6mを超えています。前回も準備室で間近に見ることができましたが、当時は「オープン前だから写真は撮らないでね!」と言われました。

フィリピンは地誌が複雑で、地域ごとにかなり生物相が違います。ちゃんと勉強しなければ。

残念ながらまだミュージアムショップがないそうです。そこで図鑑や標本作成道具などを買えるようになるとよいですね。