文は人を表す

赤ペンエンドレス作業中。当たり前だけれど、文章というのは書いた人の思考回路が反映されるので、その人の普段の喋りと同じようになる。自信のない喋り方をする人は文章も自信なく、「…と思われる」「…と推察される」「…と言えるかもしれない」などが無闇やたらに多用される。話が脱線しがちな人は文章も脱線するし、話に無駄な発語が多い人は文章も然り。そこで、論文の文章から書いた学生本人の声が聞こえてくるような錯覚に陥ることさえある。赤ペンを入れて明確な文章を書く訓練をするのは、論理的でわかりやすい思考回路、ひいては話し方を身に付ける訓練でもあるのだが、そのことはわかってくれるかな。