ジビエ調理法

丸々2日も研究に専念できるというありがたい機会に仕事の方はだいぶ進んで、ちょっとゴールが見えてきました(と言ってもまだ半分も終わっていないけれど)。

昼食時に隣の学科のK先生に呼び止められ、何かと思ったら「狩猟が趣味の知人にジビエをご馳走になったが、中が生焼けのレアだった。当人曰く『寄生虫は表面にしかいないないから表面を焼けば大丈夫』とのことだったが本当か?」という質問でした。勿論寄生虫やE型肝炎ウィルスは肉の中にいますので、表面だけ焼いても駄目です。岐阜県食肉衛生研究所の方のお話ですと、ジビエに対する加熱は、肉の中心部の温度が100℃なら1〜2秒、63℃なら30分必要とのことなので、ステーキならウェルダン、カツでも芯までしっかり加熱でお願いしますね。