がんばれ高校生

昨日の深夜に仙台着、朝から生態学会。10時開始というのがありがたい。
まずは高校生セッションを覗きに行き、いつも話を聞かせていただくG高校の発表を見る。指導教員のK先生がいらっしゃったので、数カ月前にニュースになっていたG市のカワニナ放流の件について尋ねてみた。やはりその後市長に申し入れはされたそうなのだが、担当者曰く「今は市長の気持ちがそっちに行っちゃってるので…」ということだったそうな。同じ県内のO市に同様の申し入れをした時は、「高校生が何を言うか」と取り合ってもらえず、地元大学に依頼して一緒に申し入れしてしたらようやく聞いてくれたという。私たちがやった水生生物調査経験のアンケート調査では、その県出身の学生は河川の清掃や調査の経験率が高く、現場の先生方は陸水環境教育を積極的に取り入れている比率が高いことが伺われただけに、その成果に水を差す行政の対応はとても残念。地元の県立高校の意見に耳を傾けないとは、G市とO市の地方行政レベルは推して知るべし、ということだ。